関東の中で、私自身一番旅行で訪れている場所は静岡県の伊豆で、観光した中で一番好きな場所は河津七滝です。
最初に河津七滝に行った時に、どのように回ったら良いのか分からず、苦労した経験があります。
そこで、これから河津七滝に行く予定の方々が、効率よく滝を回れるように写真付きでルート解説をいたしします。
私自身、2回訪れたことがありますのでその時の体験談を交えながらご紹介いたします。
そして、より楽しく河津七滝を観光していただくために、周辺の飲食店の紹介や河津七滝で過ごす事により得られるメリットもまとめていきますので、ぜひご覧ください。
・効率よく観光する為のルート解説 ・河津七滝で過ごす事のメリット ・河津七滝周辺の飲食店レビュー
河津七滝の概要を紹介
まずはじめに、河津七滝をご存知でない方に向けて、どのような場所なのかを簡単に説明いたします。
河津七滝は、静岡県河津町のメイン観光スポットとして有名な場所です。
河津川の約1.5Km間に流れている、七つの滝の事を指しています。
一度に7つもの滝を見れる場所はとても珍しく、河津町に観光に訪れる方は必ずと言っていいほど立ち寄る場所となっています。
また、名称の読み方もユニークで河津七滝は、「かわづななだる」と読みます。
「滝」という字を、「たる」と読むのには理由があります。
平安時代からの言葉として今でも受け継がれている読み方です。ぜひ、覚えておくと便利ですね。
河津といえば、桜の名所としても有名で毎年多くの観光客で賑わっていますよね。
近年はアウトドアブームもあり、外で身体を動かしながら観光やアクティビティを楽しみたいという観光客が増えています。
そのことから、この河津七滝も様々な年齢層の方が観光に訪れており、賑わいを見せています。
効率よく観光する為のルートを解説
七つの滝巡りをする際に、どんなルートで周ったら良いのかわからない。
という方の疑問を解消する為に、2回河津七滝を訪れた私が考える効率の良いルートを解説いたします。
今回は、車で河津七滝に移動する事を前提に解説いたします。
車は七滝観光センター駐車場へ
河津七滝を観光する際に利用できる駐車場は2箇所あります。
・水垂バス停下駐車場(10台駐車可)
私は、七滝観光センター駐車場に車を停めることを推奨します。
理由は、最後に鑑賞する大滝から駐車場が徒歩1分の為、次の目的地への移動がスムーズにできるからです。
また、60台も駐車が可能な為土日などの休日でも比較的スムーズに駐車が可能な点もポイントです。
駐車場に併設されている施設も充実しています。
・お土産屋さん
・お食事どころ
・お手洗い
・バス停
この4つを利用することが出来ます。
観光の所要時間が、1時間から1時間30分程かかりますので、お手洗いはすませておきましょう。
駐車場から滝までの移動
効率よく観光する為に、大駐車場からまずはバスに乗ります。
大駐車場のバス停、「大滝入口」から乗車して「水垂」で降車します。
運賃は270円で乗車時間は約10分程です。
降車したら、目印となるのがこちらの看板です。
この写真のように、親切に入口の看板が出ていますのでこの地図に沿って滝巡りを開始します。
滝巡りの順番
まず最初は釜滝(かまだる)を見ていきます。
この写真を見ると、かなり高さのあるところから水しぶきが上がっていることがわかります。
高さはなんと22mもあり、7つの滝の中で2番目に高い滝です。
水の勢いが迫力ある点が特徴で、ダイナミックな風景を楽しむことが出来ます。
次に見るのは、えび滝(えびだる)です。
こちらの写真が遠いのですが、滝の形がエビの尻尾の部分に似ていることが名前の由来となっています。
高さがあまりない為、迫力には欠けますがエビの形をみんなで探して見ると盛り上がりますよ!
3つ目は蛇滝(へびだる)です。
深い緑色をした滝壺と、周囲の岩の模様が蛇のウロコに類似している点が特徴です。
蛇滝から、徐々に水の色が鮮やかで透き通っている事が目に見えてわかるようになります。
4つ目は初景滝(しょけいだる)です。
この写真からもわかるように、滝の近くには伊豆の踊り子像が立ててあります。
川端康成氏の著書、伊豆の踊子で登場する主人公を描いた像です。
七つの滝の中でも、人気の写真撮影スポットです。
迫力のある滝を背景に、豪快な記念写真を取ることが出来ます。
周囲の方にお願いして撮影している方がたくさんいましたので、助け合いながら撮影を楽しみましょう!
5つ目はカニ滝(かにだる)です。
こちらも比較的小さな滝です。なんとその幅約1mとなっております。
滝壺のすぐ近くまで下りることが可能で、間近で鑑賞できるのが特徴です。
6つ目は出合滝(であいだる)です。
二つの水流が合流することから、名前がつけられました。
私が一番好きな滝がこの写真の出合滝です!
何が好きかというと、透きとおったコバルトブルーの色です。
7つの滝の中で、最も深い色を感じることができる点が魅力です!見ているだけでとても癒されます。
出合滝まで歩いて、約45分ほどの所要時間です。
疲れてきた頃を見計らうかのように、嬉しいベンチが目の前に!
この写真を見ていただくと、多くの方が休憩できるようになっていることがわかります。
また、私が観光した時期が8月だったこともあり、夏の風物詩である風鈴が飾られていました。
風がそよそよと吹くと、優しい音が響き渡り、その場にいる方の心を癒してくれる場所ですので絶好の休憩ポイントです。
また、この遊歩道に足湯ができるスペースもあります。
足が疲れてきたな〜と感じる場合はぜひ利用してみてくださいね。
最後の7つ目は、大滝(おおだる)です。
七滝のなかで、最も大きな滝で圧巻の迫力を誇るスポットです。
2013年の台風被害により、復旧作業が行われていましたが2017年の8月より、鑑賞が可能になりました!
現在は、全ての滝を見ることができるので大変見応えがあります。
大滝まで見終えて、所要時間はちょうど1時間ぴったりでした。
足湯をしたり、じっくり写真撮影をする場合はプラス30分程の時間がかかります。目安として計算していただくと良いですね!
滝巡りが終わったら
7つの滝巡りが終了したら、徒歩1分で大駐車場に行くことが出来ます。次の予定がある方は、すぐに移動が可能な為大変便利です。
時間に余裕がある方は、周辺施設で食事をしたり、お土産を見たりしながら有効に時間を活用できますのでぜひ利用してみてくださいね。
・七滝観光センター大駐車場の「大滝入口」から「垂水」までバスで移動する ・滝巡り入口の看板を目印にスタートする ・釜滝→エビ滝→蛇滝→初景滝→カニ滝→出合滝→大滝の順番で見る ・所要時間は1時間から1時間30分
河津七滝で過ごす事のメリット
1.自然に囲まれてリフレッシュすることができる
私自身、2度訪れてみて観光の最中も、終わった後も心身ともにリフレッシュしている感覚を体験することが出来ました。
何故なのか考えてみると、七つの滝を見ている間ずーっと自然に囲まれている事に気が付きました。
観光に行く際にぜひ見て欲しいのですが、周囲を見渡すと緑の木々や植物に覆われており、自然と森林浴ができる空間が出来ています。
緑という色自体も、優しく気分を落ち着かせてくれる色と言われていますので、スッキリする感覚得られるのも納得できますよね。
また、木々の香りや川のせせらぎ音も気持ちを落ち着かせる要素の一つだと感じました。
・木々の香りや川の流れる音で気持ちが落ち着く
気分転換をしたい方や、日頃の疲れが溜まっている方にはぴったりだと感じます!
2.適度に運動して汗をかくことが出来る
全ての滝を見て周るためには、1時間から1時間30分程の所要時間がかかります。
その間、徒歩で観光する事になりますので自然と身体を動かせる所もメリットの一つです。
実は、滝の場所によっては傾斜があったり、岩場を歩いたり、平坦な道でない箇所があります。
少し息が上がる程度ですが、普段あまり運動をしない方にとっては、代謝も上がり汗ばむくらいの運動量になります。
私も、会社員になってから運動する機会が減っていたので、かなり汗だくになりながら七つの滝を見て来ました。
川沿いということもあり、涼しい風が吹いて来ますので爽快な気分で運動できるのは嬉しいポイントです。
イメージとしては、軽いハイキングと考えていただければ大丈夫です。
・滝の場所によって傾斜や岩場があるため
日頃の運動不足が気になる方や、身体を動かすのが好きな方は楽しく観光することが出来ます。
3.観光と一緒に温泉も楽しめる
七つの滝沿いには、七滝温泉の源泉が湧き出ています。
私が確認できた施設だけでも、7つの温泉宿がありました!
宿泊はもちろんですが、日帰りでの利用も可能な施設が多い点が特徴です。
利用料金は施設により異なりますが、500円〜2,000円を目安にしておくと良いです。
全ての滝を見ると、かなり良い運動になりますので汗を流してさっぱりする為に、温泉に立ち寄るのも良い過ごし方ですよね。
ちなみに、温泉でゆっくりするのは躊躇してしまうという方に向けて、朗報です!
実は、七滝巡りをしていると途中で足湯があります。
この足湯は、休憩所としてベンチに座りながら温泉を楽しめるよう配慮されたものです。
どなたでも気軽に利用できますので、ぜひ立ち寄ることをオススメします!
河津七滝周辺の飲食店について
七滝巡りが落ち着いたら、ぜひ訪れて欲しい場所があります。
七滝観光センター駐車場から、徒歩1分の場所に七滝茶屋という飲食店があります。
伊豆名物のわさび丼とお蕎麦を楽しむことができます。
お昼時の12時から13時頃は少し混雑しますが、小休憩やカフェとして利用もできる素敵な施設です。
この写真が、七滝茶屋で頂いたお食事です。
わさびは、新鮮なものを使用しておりツーンとくる感じは少ないです。新鮮なことから、ほのかな甘みを感じることが出来ます。
オススメの食べ方は、醤油をどんぶりひと回し分かけて、鰹節も一緒に混ぜる方法です。
さらにわさびの風味が増してとても美味しくいただけます。
やはり、水と空気が綺麗なだけあり、美味しいわさびがいただけるのも納得です!
この他にも、伊豆で採れたイチゴを使ったデザートや、フレッシュジュースを看板メニューとしており、カフェとしての利用も満足に楽しめる場所です。
今回ご紹介した、河津七滝では、これからの秋のシーズンは紅葉も見れるのでより一層風情ある景色を楽しめます。
関東からも日帰りで、気軽に行ける場所ですので次の週末旅行の行き先としてぜひ訪れてみてくださいね!