今までハイキングで訪れた場所の中で、一番好きな場所は福島県の裏磐梯にある五色沼自然探勝路です。
五色沼自然探勝路に行く予定の方に向けて、ハイキングする際の注意点や準備品、ルートに関する疑問を解決する為に、自身の体験談をもとにご紹介いたします。
・五色沼探勝路までのアクセス注意点 ・必要だと感じた準備品について ・ハイキングにオススメの時期 ・ハイキングが苦手な方へのアドバイス
五色沼はどんな場所なのか
五色沼は福島県の裏磐梯という場所にあります。一般的には、五色沼の名称で広く知れ渡っていますが、正式名称があり、五色沼湖沼郡とされています。
歴史を振り返ると、1888年に裏磐梯山の噴火に伴い湖沼が形成された場所です。
2016年にはミシュランのグリーンガイドにも掲載の記録があり、観光客にも人気のスポットの一つとなっております。
最初五色沼という名称を見て、5つの種類の沼があるのだと思いました。しかし、実際は20種類以上の沼で構成されています。
五色沼という名称がつけられた理由は、沼それぞれに個性があり、様々な色合いを見ることができる事から由来しています。
「沼」と聞いて、私はあまりキレイなイメージを持っていませんでした。しかし、五色沼のことを知ってからは美しい景色の一つとして受け入れることができるようになりました。
今回紹介する五色沼自然探勝路は、片道1時間30分かけて歩きながら、8つの沼を探索できるハイキングコースです。
五色沼探勝路までのアクセスについて
1.スタート地点は2ヶ所
五色沼の自然探索路は入口が2ヶ所に分かれています。
・裏磐梯ビジターセンターからスタート
・裏磐梯高原駅前 バス停付近からスタート
どちらからスタートしても変わりなく楽しめますが、私は裏磐梯ビジターセンターから出発しました。理由は、猪苗代湖を観光してから五色沼に移動したからです。
猪苗代湖、会津若松方面からは、裏磐梯ビジターセンターが一番近いスタート地点となります。
裏磐梯高原駅前は喜多方方面から移動する際に、一番近いスタート地点です。
ぜひ覚えておきましょう!
2.車で行く場合の駐車場
出発地点の2ヶ所とも利用できる駐車場があります。
・裏磐梯高原駅駐車場:喜多方方面からのアクセスに最適
どちらも60台程駐車可能で混雑時には、先導スタッフが駐車場近辺にいますので安心です。
3.帰りのバスの時刻を要チェック
ハイキングが無事に終了したら、ゴール地点最寄りのバス停から駐車場まで移動します。
ここで注意しておきたいのは、バスの時刻です。
1時間から2時間に1本の運行ペースとなっています。
それぞれのバスについて詳しく解説いたします。
・裏磐梯高原駅駐車場から、裏磐梯ビジターセンター駐車場に移動する場合 ・料金:片道250円
乗車:「五色沼入口」 降車:「裏磐梯高原駅」
乗車:「裏磐梯高原駅」 降車:「五色沼入口」
4.バスを逃してしまった場合の対処法
万が一バスを逃してしまった場合の対処法を2つご紹介いたします。
まず一つ目は、近隣の休憩施設で次のバスまで過ごす方法です。
裏磐梯高原駅の近辺には、地元の物産館があります。
この施設は、福島県の名産を取り揃えている他に、休憩所としても愛用されている場所です。
軽食や飲み物も数多く取り揃えていますし、お手洗いや休憩所もありますので、次のバスの時間まで過ごす場所としては大変便利な施設です。
反対側の、裏磐梯ビジターセンターの周辺にもレストランやおみやげ屋さんが並んでいますので安心です。
私も、実際にバスを逃してしまった経験があります。当時は約40分程の待ち時間を要しており物産館でフルーツジュースを飲んだり、休憩したりしてバスまでの時間を待ちました。
施設内は、冷暖房完備となっておりますので、季節を選ばず快適に過ごすことが可能です。
二つ目は、タクシーを手配するという方法です。
物産館、裏磐梯ビジターセンター共に駐車場の入り口付近にタクシー乗り場と表された看板が設置されています。
この看板の横に、地元福島のタクシー会社の電話番号が記されていますので、次の予定など時間に制限がある場合はタクシーを有効活用しましょう。
私は、一度タクシー会社に電話をかけたことがありますが、40分程待ってほしいとタクシー会社の方から要望がありました。
行楽シーズンなどは特に混雑するので、時間通り観光を予定する方には事前の予約が必須と言えます。
五色沼のハイキングで必要な準備品
1.服装について
オールシーズン通じて言えるのは、長袖長ズボンの服装が必須であるということです。
笹の葉や、木々が生い茂る自然探勝路内では蚊や、アブ、蜂などの昆虫が見受けられました。
本来、攻撃しなければ人間に対して害はありませんが、ハイキングの最中に怪我を負わない予防の為にも、必ず上下肌が出ない服装で出かけるようにしましょう。
また、頭皮を守る為にも煩わしくなければ帽子を着用することをお勧めいたします。
その理由は、日差しの強い日光が太陽に一番近い頭皮に長時間あたり、熱中症になることを防ぐ為です。
2.持ち物について
必ずハイキングの際に準備していただきたいのは、飲料水です。
脱水症や熱中症などは、無理をしていなくても外気と体調の関係で発症しやすくなっております。
安全にハイキングを楽しむ為にも、水分補給は必ず必要です。
理想としては、500mlから2L程度の飲料水または、スポーツドリンクの持参を推奨します。
私は、スポーツドリンクを飲料水で薄めた飲み物を必ず持参するようにしています。
このドリンクを持参する理由は、塩分、水分、糖分がバランスよく摂取可能な為です。
また、歩く時間が長くなるにつれてエネルギーを消費していきます。
エネルギーを補う為にも、糖分のあるものを必ず用意しましょう。
例えば、飴玉、おにぎり、栄養補助食品(カロリーメイトやウイダーinゼリーなど)は吸収も早いので重宝しています。
今は、コンビニでも手軽に入手することが可能な為荷物になるのが気になる場合は、直前に用意するのでも構いません。
最後に、薄手のタオルを2枚用意しましょう。
汗を拭いたり、万が一怪我をしてしまった場合の応急処置にも役立ちます。
五色沼探勝路は、平坦な道のりが多い為熊よけなどの心配はほとんどありません。
心配な方は、バックの中に忍ばせておくと安心できると思います。
・500mlから2L程度の飲料水またはスポーツドリンクを薄めたものを用意 ・エネルギーを補う飴玉、おにぎり、栄養補助食品を用意 ・汗拭き用と万が一の怪我対策でタオルを2枚用意
ハイキングコースについて
道はキレイに整備されていて、比較的初心者向けのコースです。
比較的、平坦な道が続いており、少し坂道も若干ありますが、急傾斜ではありません。ハイキング初心者の方でも、十分楽しむことができます。
私も、まだハイキング歴は浅いですが、楽しくゴールまでたどり着くことができました。
山道でありながらも、輝くグリーンの沼の眺めが楽しめました。
また、紅葉シーズンということもあり周囲の景色も満遍なく楽しめたことが要因で、飽きることなく歩くことができました。
オススメのハイキングシーズンは、9月下旬から10月下旬の紅葉シーズンですね!
沼の透き通った景色と、紅葉の赤色のコントラストが美しすぎるので、ぜひとも皆様の目で見ていただけたらと思います。
ハイキング以外の五色沼の楽しみ方を紹介
ハイキングだけでなく、ボートも楽しむことができます。
駐車場から一番近い沼の岸辺には、貸しボート場があります。広い沼で優雅にボートを漕ぎながら、間近でエメラルドグリーンを眺めることができるのでとても有意義な時間を過ごすことができます。
私が行った日は、地元テレビの取材が来ており、アナウンサーの方が一生懸命ボートを漕ぎながらリポートしていました。ハイキングが苦手な方は、ぜひボートで楽しみましょう!
今回は、様々な色彩が楽しめる福島県の五色沼探勝路でハイキングを楽しむための方法や準備品を詳しくご紹介いたしました。
ハイキングコースでは、歩きながらキレイな景色を眺めることができて、有意義に過ごせる場所です。関東からも日帰りでも十分楽しめますので、週末にぜひ訪れて思い出づくりをしていきましょう!